雑記

【保存版】いざという時、どうすればいい?アクアリウムにおける災害時の対処法

自然災害が起きても、飼っている生体を守る方法は?

最近では地震や落雷・台風など

地球の温暖化によって自然災害が多くなっています。

自分の家が災害に見舞われた時、

愛情を注いで育てた魚たちの命を守るためにも

災害時における対応方法は、知っておいて損ではないですよね?

私のプロフィールでも公表していますが

私は千葉県南部在住です、

2019年に台風15号の直撃を受け、居住している都市全体に甚大な被害をもたらしました。

今回は私の実体験に基づいて

災害時の対応方法

事前に準備しておいた方がいい事柄などを

数ある災害の中でも「台風」に的を絞ったうえで

人間の生活アクアリウム、両方の観点から紐解いていこうと思います。

あなたはこの記事を読むことによって

  • 魚の命を守るための台風接近時の事前準備
  • 災害後の水槽にできる応急処置

このような事がわかります。

記事を読み終えたあなたは

台風に見舞われても落ち着いて事前準備と、

魚の命を守る行動をとる事ができるようになっているでしょう。

それではザックリやっていきましょう。

台風直撃!ライフライン断絶から復旧まで

「10年に1度」「過去最大」なんて、よくニュースで聞きますが

新記録を毎年更新する勢いで、台風の勢力は年々強くなってきています。

さあそんな中、あなたの街に台風が直撃したとしましょう。

台風の直撃によって最も考えうる被害は以下の通りです。

  • 洪水
  • 土砂災害
  • ライフラインの断絶

残念ながら洪水に関しては、私の居住環境と地形の関係で

実体験による的確なアドバイスは出来ないと思いますので、申し訳ないですが今回は割愛します

土砂は道路を遮り、救援物資の輸送を遮ります。

ライフラインで顕著なのは停電ですね。

電線の断絶によって、広範囲の停電が起きます。

アクアリウムにおいてはこの停電が一番の致命傷なんです。

停電から復旧までにかかる時間ですが、これは本当に地域によって運が絡みます。

私が体験した台風停電の場合

翌日に電気が復旧した地域もあれば

都市部でも1週間以上停電していた所もあります。

いずれにしても最悪の事態を想定して準備にとりかかりましょう。

次の項目では停電によって、アクアリウムにどのような影響が発生するか紹介していきます。

停電が起きて困ること【アクアリウムの場合】

アクアリストにとって

停電ほど恐ろしい現象はありません

水槽内のほぼ全ての生命維持を

家のコンセントによって賄っているからです。

まずここでは

電源供給が断たれた際にどのような水槽の被害が起こるのか?

ここに重点を絞って、停電による影響を軽い症状から深刻な症状へ順に解説していきます

【その1】照明器具の停止

まず照明がつかなくなります。

アナログタイマーなどを使って24時間単位の点灯制御をしている方は

時刻設定が狂ってしまうので注意してください。

すぐに復旧したけど、次の日の深夜に

誰もいない部屋の中で煌々と照明が光っている

なんてホラーゲームみたいなことにもなりかねません。

直接は生命に影響はありませんが、時刻が狂う事によって

後々、魚の生活リズムにズレを生じさせます

健康維持の観点から見ても、あまり良いこととは思えませんので

停電後は短時間であっても必ずタイマー設定を見直しましょう。

これは意外と忘れがちな対応です。

 

【その2】ヒーターの停止

次にヒーターの停止です。

これによる被害が一番大きいのは冬場です。

さすがに「熱帯魚」というぐらいですので

ほとんどの場合は寒さに耐えられないお魚を飼育しているかと思います。

低水温は魚の体調不良や、病気発生の引き金になってしまいます。

冬場以外はなんとか耐えられる場合が多いですが、水槽をプチプチで覆うなど壁面を防御して水温が逃げてしまうのを極力抑えましょう。

 

【その3】エアーポンプの停止

はい、致命傷一つ目きました。

エアーポンプが止まる事によって水槽の酸素供給が断たれます

水槽の環境にもよりますが、この状態のまま1〜2日経過すると、水槽内の水に溶け込んでいる酸素がみるみる減少して、魚達が「鼻上げ」という酸欠行動を起こします。

当然そのままにしていると、水槽内の生き物は全滅する事になってしまいます。

水槽内で酸素を必要とするのは生体だけではなく

水をきれいに保ってくれるバクテリアたちや

暗いところにいる水草も呼吸をするために酸素が必要になります。

 

【その4】濾過フィルターの停止

致命傷二つ目ですね。

水槽内の、魚のフンや食べ残しを浄化してくれる装置がフィルターなのですが、これも停電により停止します。

すると、フィルターによって維持されていた水質がどんどん悪くなり。

やがて生体の命に危険が及ぶでしょう。

長期間止まったフィルターの一番問題な点は

電源が復旧したとしても、バクテリアが既に死滅していて、低下した濾過能力がすぐには戻らない

というところです。

事前準備がなかった場合に、このフィルター能力の短期回復は非常に困難で

栄養状態・水草・生体数など、今まで保てていた水槽内のバランスが

一気に崩壊するきっかけとなってしまいます。

知識ゼロでもザックリわかる、水槽のバクテリアを増やす方法 あなたは水槽にトラブルがあった時、SNSなどで質問をして諸先輩がたにこんなセリフを言われた事ありませんか?  「バクテ...

 

台風前にやっておきたい準備

停電により何が水槽内で起きてしまうのかは

ご理解できたでしょうか?

ここからはあらかじめどのような準備をしておけば万全の態勢で災害に挑めるのか

やっておくと安心な災害用の事前準備を解説していきましょう。

 

電源の確保、エアーポンプの購入

まず、停電した時の生命線は

コンセント以外に電気を供給する手段があるかどうか

これにつきます。

そのため、乾電池とバッテリーの準備をしましょう

電池式のエアーポンプが販売されていますので単一の電池と一緒に購入します。

大容量のモバイルバッテリーを持っていたら、USB接続タイプのエアーポンプもあるので、Amazonなどで注文してみてください。

あとは車用品で、

ジャンプスターター

という物があります。

 

元々これは車のバッテリー上がりを解決するための補助電源なのですが、

電池容量も多く、USBポートが設けられていたり、車だけではなく様々な電子機器のバッテリーとして使うこともできますので、

ここは一つ保険のつもりで災害用に常備しましょう。

災害時でなければ普通に車の補助電源として使えるのも、無駄にならないという点で非常に魅力的です。

 

投げ込み式フィルターの準備

エアーポンプが用意できたら次は投げ込み式フィルターを水槽の分だけ用意しましょう。

投げ込み式フィルターの便利なところは

空気が供給できれば追加でコンセントを使わずに濾過能力を発揮できる

という点です

バクテリアの完全死滅を防ぐ効果もあります。

 

可能な限りの水の確保

都市単位の長期停電で

次に恐れなければならないのは「断水」です

これは長いこと停電し続けていると

水道管に水を送り出す圧力ポンプが

予備電池すらも切れてしまうからです。

なので可能な限り生活水の確保を、早めにやっておいてください。

 

緩衝材など保温対策品

特に冬場の災害には重要な処置になります。

急な水温の低下は、病気発生の引き金になりかねないので、水槽を覆うようにダンボールや緩衝材などで囲ってあげてください。

 

災害直後、水槽管理のやり方

フィルターは水を抜く

フィルターは水に浸かったままで放置すると

バクテリアが酸欠により死滅してしまいます。

油膜の原因になってしまったり復旧後の水槽崩壊を招きやすいので、一度フィルター内の水を全部取り除き、ろ材のエリアをドライに保ってください。

 

投げ込み式フィルターの導入、エアレーション

準備しておいた投げ込み式フィルターの出番です。停止しているフィルターの代わりに濾過能力とエアレーションを一人二役で担ってくれます。バクテリアの死滅も防ぐ事ができますし、魚たちの窒息も防げます。

「ポンプは買ったのに電池がない!」

こんな事態にならないよう注意しましょう。

 

小さい電池を大きい物として使用できる

「互換カートリッジ」というものがあります。

ポンプだけでなく、懐中電灯の電池切れなどにも対応できる

とても便利なグッズですのでかなりオススメです。

 

 

酸素供給の最終手段・水換え

停電が始まった。

携帯エアーポンプも無い。

電池も投げ込み式フィルターも無い。

八方塞がりとなってしまったあなたに

最終手段の伝授です。

何もない状態から魚たちの酸欠を保護する方法は

「水換え」

これにつきます

元々、水道水には一定量の酸素が含まれるため

生体数にもよりますが

一度の水換えでおよそ1〜2日分の酸素供給が可能です。

しかしこれは、バクテリアの死滅と等価交換になりますので

あくまで最終手段として覚えておきましょう。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

たとえ災害にあったとしても、事前準備をしっかりと行えば魚の生存率はかなり高くなります。

たとえ一回でも、たとえ小さな台風だとしても

そのタイミングで甚大な被害を受けてしまったら

被災者本人にとってはそれが全てです。

あなたの愛する家族と、お魚たちを守るために

この記事が少しでもお役にたてれば幸いです。