こんにちは、こつまるです。
みなさん、Co2ボンベは設置していますか?
初めてCo2添加を知った時には、とてもハードルが高いイメージがあって
いまだに導入を躊躇している方もいるのではないかと思います。
使ってみたいとは思うけど、色々道具を揃えなきゃいけないし、設置がすごく大変そう。
CO2添加はしてみたいけどガスボンベの扱いが怖くて一歩踏み出せない。
そんな方のために今回は、我が家の水槽で使っていたCo2レギュレーターを新しいものに変えたので、その際に記録した開封から設置までの全工程を細かく紹介していこうと思います。
そもそもCo2添加がなんなのかわからん、という人は下記の記事でくわしく解説していますので、そちらも合わせて確認してみましょう。
はるデザインCo2レギュレーターR4000-LS
私が新しく購入したレギュレーター(減圧器)はこちら
はるデザイン(haru-design)さんから発売されている
Co2レギュレーターR4000-LSです
このレギュレーターを購入した感想というか結論からまず言いますと、工具の事前準備も不要で設置も超簡単な至れり尽くせりの神レギュレーターでした。
具体的なメリットとデメリットはこんな感じで
ボンベと上のキットさえあれば本当に完全初心者でも設置が可能です。
これから、なぜこのキットが神レギュレーターだと思ったのか感想を交えながら順番に設置方法を紹介していきます。
写真も加えてなるべく丁寧に解説していきますので、皆さんも設置の際に参考にしてみてください。
それでは今回もザックリとやっていきましょう
内容品の確認と各種備品の紹介
このレギュレーターセットには本体のみの販売とフルセットの販売があります
先ほど紹介した商品がレギュレーター本体のみのセットで
こちらの商品がフルセットの内容です
フルセットの場合はレギュレーター本体の他にエアチューブやCo2拡散器・チェックバルブなど、Co2添加に必要な物が全て揃っているキットになります。実際は個別に各パーツをそろえる金額よりもお得になるのでCo2添加について右も左もわからない方は、ひとまずこのフルセットを買っておけば間違いありません。
ちなみに今回、私はレギュレーター本体のみのセットを購入しました
すでに使用していたチューブなどの備品がある為ですね。
まずは到着した箱の外観から順を追って確認していきましょう
片手に持てるぐらいのコンパクトな箱で到着しました
中の様子はこんな感じ
内容品の解説書と、レギュレーターの設置手順が書かれた解説書も同封されていました。
このレギュレーターは大型ボンベ(ミドボン)・小型のボンベ両方に接続が可能な商品なので、それぞれの取り付け方をフローチャート形式で丁寧に解説されています。非常にわかりやすい。
さらに、ここで1つ感動がありました。
こ、こここ、工具が!!
付属してるぅぅうううう!!!!
いやこれね、開封するまで気づかなかったんですがほんと神なんですよ
実はミドボンによるCo2添加の何が一番のハードルかって接続の手間が最大の障壁なんです。
私は今までこんな感じで、父親から強引に借りた重たい工具を使ってぐりぐりとやってたのですが、ゴツイし、重いし、デカすぎてネジが回しにくいしで、何にしても取り回しが悪い!
そもそも私の場合、初めて大型ボンベを導入するまで工具が必要なんて知りませんでしたからね。
このレギュレーターのセットなら、右も左もわからない完全初心者の人でも追加で工具を用意することなく、今すぐに設置が可能です。
この開封の時点で私は「ハルデザイン…まじ神」と思いました。
他に梱包されていた備品はこのような感じで、左から順に
- レギュレーター本体
- バブルカウンター
- USB用電源アダプター
- 小型ボンベ⇔大型ボンベ互換用の接続ボルト
となっています。
バブルカウンターというのは、よく見かける「〇秒〇滴」と添加量の目安を測る際に確認するところです。
中でも特徴的な部分は本体とバブルカウンターの接続部で
接続した後でもガス漏れを防ぎつつバブルカウンターの向きが自由に変更可能です。
これの利点は狭い水槽台の中でも自由に向きを変えて配管を通すことができるという点ですね。
また、鉄の塊のようなミドボンの互換用ボルトがこの商品には付属しています。
もしこの小型ボンベに使用したい方は、この接続ボルトをつなげずにそのまま使いましょう。
実際に設置してみよう
ここからは、設置からCo2添加開始までの器具のつなげ方を順番に解説していきます。
- ミドボンへの本体接続
- バブルカウンターの設置
- チューブの配線をする
- 逆流防止弁(チェックバルブ)とCo2拡散器を付ける
- ボンベの栓を開けて圧力を調節する
では、順を追ってみていきましょう。
ミドボンへの本体接続
まず、私の場合はミドボンでの運用なので。
緑ボンベに接続するための互換用ボルトを本体につなげます。
小型ボンベの方はこの工程を飛ばして大丈夫です。
付属のL字型6角レンチを互換用ボルトのお尻側から取り付けて、ねじ回しして本体を接続します。
あまりきつく締めすぎると破損やガス漏れの原因になりますので、そこそこの締め具合で調節するよう注意してください。
ここではじめてミドボンの開封
レギュレーター本体とボンベの栓が全て閉じているのかを確認して、まず保護ビニールを切り取ります。
レギュレーター本体をボンベのネジにあてながら、接続ボルトを締めていきます。
はじめは指でくるくると回せるので、そこそこ閉まってきたら工具を使いましょう
ここであまりキツくしめすぎると、不具合やガス漏れの原因となるので注意です。
バブルカウンターの設置
次にバブルカウンターをレギュレーター本体につなげます
バブルカウンターの上部はねじると開くので
7割程度まで水道水をいれて
バブルカウンターを上向きにして、本体とボンベの向きを変えながら水がこぼれないように調節しましょう。これで「〇秒〇滴」というようにCo2の添加量を測ることができます。
チューブの配線をする
セット購入をした人は耐圧チューブが付属していると思います。
耐圧チューブは内部の厚みを強化したチューブで、炭酸ガスなどの強力な膨張圧力にも耐える事ができるため、通常のシリコンチューブに比べてガス漏れの心配がすごく減ります。
Co2添加をする際は、普通のエアチューブだとつなぎ目からガス漏れが発生しやすいので、耐圧チューブで配線する事をオススメします。
ぶっちゃけそんなに高い買い物でもないので、自宅に1ロールぐらいは予備で持っておくと今後のトラブルにも対応できて非常に楽でしょう。
ちなみに今回、私は自宅で保管していたストックの耐圧チューブを使用しました。
それでは用意したチューブをつなげていきましょう。
まず、バブルカウンターの蓋(ドーナツ状のリング)を先に耐圧チューブへ通しておきます。
このときリングの向きが逆にならないように注意してください。
その後、チューブの先端をバブルカウンターの突起状の口につなげて密着させてから、先に通しておいたリング状の蓋をネジ止めして完了です。
耐圧チューブはかなり強固な材質なので、先端にねじ込む時はけっこう力がいると思いますが、頑張ってぶっ刺しましょう。
逆流防止弁(チェックバルブ)とCo2拡散器を付ける
チューブの中間地点に逆流防止弁を付けましょう。
逆流防止弁は読んで字のごとく、ボンベ内に水槽内の水が逆流してしまわないよう、チューブ内の流れを一方通行にするためのパーツです。
部品をよーく見ると矢印が書かれていますので、Co2の出口側に向きを合わせて接続しましょう。
これもセット購入の方は付属していると思いますが、ハルデザインさんの逆流防止弁は他で市販されている逆流防止弁に比べて非常にコンパクトでほぼチューブと同じ大きさになります、他のメーカー品は大人の小指程度の大きさなのですが、ここまでスリムだと水槽周りの外観を崩すことなく水の逆流を防ぐことができるので素晴らしいですね。
次はCo2の拡散器(ディフューザー)です。
こちらは自宅に保管していたもので
タイムストップさんから発売されているCo2拡散器アンビリーバブルです。
普通のエアストーンと違い、セラミック製の強固な石が使われています。
非常に細かい気泡が出てくるのが特徴で、細かい気泡は大きな泡よりもCo2が水槽内を循環しやすく、効率よく溶け込ませてくれます。
このようにチューブと拡散器をつなげて水槽内のすみっこに配置しましょう。拡散器は可能な限り水槽の底面に近い方がCo2の添加効率がアップします。
ボンベの栓を開けて圧力を調節する
ここまで準備ができたら、いざ開栓です
初めはボンベの栓を開けるなんて怖いかもしれませんが安心してください。下に手順を書きましたのでこの通りにやれば大丈夫です。
- ボンベ本体・レギュレーターの黒ダイヤル・バブルカウンター脇の小型ダイヤル、すべての栓が閉じている事を確認する。
- ミドボンの栓を開ける(ダイヤル1~1.5週程度でOK)
- レギュレーターの電源を入れて通電を確認する
- 圧力計を見ながら黒くて大きいダイヤルを開ける
- メーターを見て30~35の間で圧力を調整する
- バブルカウンター横の小型ダイヤルを使ってお好みの添加量に調節する(〇秒〇滴)
では写真と一緒に見ていきましょう。
まず、全ての栓とダイヤルがOFF(閉じた状態)になっていることを確認してください。これは安全のために必ず行ってから手順を開始しましょう。
全ての栓が閉じている事を確認し終わったら、ボンベ本体の栓を開けます。
実このハンドル、私はいまだにこれを全開にすべきなのかわからないのですが、いつも心配なので安全のためハンドル1~1.5週分程度しか開けていません。ただ、これで今まで問題なくCo2添加ができているので。全開にする必要はないと思います。
次に電源アダプターをコンセントにさしましょう。通電すればランプがこのように光ります。
【補足】レギュレーターの電源について
このレギュレーターの電源について少しだけくわしく解説します。
ややこしい話は頭がこんがらがると思ったのであえて今まで解説してきませんでしたが、このレギュレーターには電磁弁というものが内蔵されています。
仕組みなどは、ぶっちゃけ非常にややこしいので解説しません。
通電している間はボンベからCo2が出るようになる仕組み
と、これだけ覚えておいてください。そういうもんなんです。
この電磁弁という機能は、上のようなタイマーを使ってCo2添加のON/OFFを24時間自動管理する時に非常に役に立ちます。
このタイマーを使用しない方も中には存在して
毎朝、起きたらコンセントの電源を入れて、自宅に帰ってきたら電源をOFFにする。
といったように、手動で管理する方法もありますが、急な仕事など一日のスケジュールは日によって変わるし、電源の消し忘れだって起こってしまうかもしれません。
照明の消し忘れなどが発生しますと、魚たちの生活リズムが乱れ、体調不良など病気を引き起こす原因となってしまう恐れもあります。
しかしこのタイマーをコンセントと電源アダプターの間に取り付けて設定をすれば、毎日、決まった時刻に電源のON/OFFを自動管理してくれるので、人間の方は水槽の電源管理に時間を縛られず完全ストレスフリーになります。
電源タイマーは照明やエアーポンプ、他の水槽設備も自動化する事ができますので、水槽1台につき1~3個程度持っていると全ての電源ON/OFFを勝手にやってくれるようになり、快適に水槽管理ができるでしょう。
Co2添加は照明の点灯時刻と同期させておくのが一般的なので、もし未使用の方がいたらこの電源タイマーを必ず導入しましょう。
最近ではこのようなスマートプラグで、音声操作や時間の自動管理をするのが主流になりつつありますが、自宅にWifi環境が無かったり、設定がややこしくて苦手な人は初めに紹介したアナログタイマーが適しているでしょう。価格も安いですしね。
ちなみにこつまるも自動タイマーは、これなしでは水槽管理ができないレベルで愛用しています。
圧力の調整をする
話を戻しましょう、ミドボンの栓を開け終わったら次は圧力の調整になります。
圧力メーターについている黒いダイヤルをゆっくり操作して圧力を30~35の間に設定しましょう。
今までの器具取り付けがうまくいっていれば、この時点で問題なくスムーズに圧力調整ができます。
メーターの針があまりにも激しくゆらゆらと動いていたり、ダイヤルをしっかり開けているにも関わらず針が全く動かない場合は、今までの器具接続に何かしら不具合が発生している可能性があるので、ミドボンの栓やレギュレーターの取り付け、電源の供給などを改めて確認しましょう。
次にバブルカウンター横の小さな黒ダイヤルを操作します。
ここでバブルカウンターから出てくる気泡のリズムを見ながら「〇滴〇秒」といった形で自分の水槽に合わせて添加量を調節しましょう。
- 30cmキューブ水槽・・・1秒間に気泡が1滴
- 60cm規格水槽・・・1秒間に気泡が2滴
添加量の目安についてですが
まずは上の参考を基準に、水槽内に植えている水草の多さと種類・水槽全体の水量を加味して、微調節を行ってください。特に有茎草を多く植えてる人は多めの添加量にする傾向にあります。
設置完了&まとめ
これでミドボンを使ったCo2添加装置の全工程が完了しました。
このように細かい気泡が水槽内に舞っているかと思います。
最後にまとめです。
- ハルデザインのCo2レギュレーターR4000-LSの設置手順を解説
- 設置用工具も付属しているので完全初心者でも設置作業が楽にできる
- レギュレーターセットとCo2ボンベ、電源タイマーをそろえれば快適Co2添加があなたの水槽でも可能に
今回はパッケージに同封されていた説明書の内容を元に、細かい注意点なども加えて設置手順を解説してみました。Co2添加をまだ行っていない皆さんも、この機会にぜひ水槽のCo2添加へ挑戦してみてください。
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