エビで苔対策!初心者向けに解説する、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビの違いと選び方

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アクアリウムをしている限り永遠の課題といっても過言ではない悩みの種がコケですね。

コケの除去には様々な手段がありますが、中でも自分の手間を増やさずにコケ問題を解決する有効手段として昔から愛されてきたのがエビちゃんたちの導入です。

苔取りで代表的なエビの品種はヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビですが、それぞれにどんな違いがあるのかイマイチわからないという初心者の方もいると思います。

目次

苔取りでどっちのエビを導入すればいいかわからない

エビ2種でどちらを導入すればいいのか迷っている方の為に、今回はエビの選び方・導入数を決める時の考え方をお話ししていきましょう。

この記事を読めば以下のようなことがわかります。

この記事でわかる事
  • 苔取りでどちらのエビを使えばいいのか
  • エビ導入にあたっての考え方
  • エビ2種それぞれの生体と特性
  • 水槽サイズごとの適切なエビ導入数
  • エビ類のコスパの良いお得な購入方法

時間が無いという方は紫の部分を確認するだけでもOKです、より深く理解を得たいという方は順番に読むことをオススメします。

それでは今回もザックリと解説していきましょう。

【結論】コケ取り要員はヤマトヌマエビを優先的に導入しよう

10年間ほどアクアリウムをやってきた経験を元に
最終的に出した私の結論ですが

初心者の方がコケ取り用のエビを初めて導入する場合はまずヤマトヌマエビを優先する事をオススメします。

なぜ私がそう思ったのか、これから2種のエビの特徴を紹介しつつ導入時のメリットデメリットも合わせて比較しながら解説していきましょう。

ヤマトヌマエビの生態

名前ヤマトヌマエビ
体長オス…3~4cm、メス…4~5cm
適正水温20~28℃
適正pH6.5~70(弱酸性~中性)
寿命2~7年(環境による)

ヤマトヌマエビは主にマダガスカル、フィジー、日本まで、インド太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、淡水域で水草の中や岩の隙間に生息しています。

日本の千葉県から西方面に住んでいる人は近所の河川でザルをガサガサやったら意外と取れるかもしれません。そのくらい日本ではありふれた水中の生き物です。

海外では別名で
Amano Shrimp(アマノシュリンプ)
なんて呼ばれています。

これは写真家であり、スタイリッシュでオシャレなハイブランド水槽用品メーカーのADA創設者である天野 尚(あまのたかし)さんから名前を引用して名付けられたそうです。

出典:ADA
出典:ADA
画像引用元:https://www.adana.co.jp/jp/contents/takashiamano/index.html

長年コケ取り用のタンクメイトとしてヤマトヌマエビを積極的に取り入れていた天野さんの水槽が、その水景の美しさから海外に広く認知されるようになって、やがて外国のアクアリストたちがヤマトヌマエビの事をアマノシュリンプと呼ぶようになりました。

話を戻しましょう、
ヤマトヌマエビの体長は大きくなる個体で5cm程度、苔に葉っぱ、魚の餌などなんでも食べる雑食性です。

コケをついばむ仕草がとても愛らしく、水槽に魚を入れずエビだけを飼育する愛好家も一定数存在します。

コケ取りのタンクメイトとして古くから日本のアクアリウム界で愛されてきた水生生物の一つですね。

ミナミヌマエビの生態

名前ミナミヌマエビ
体長オス…2cm、メス…3cm
適正水温20~28℃
適正pH6~7.5(弱酸性~中性)
寿命平均2年(個体差あり)

ミナミヌマエビは日本にとどまらず朝鮮半島・台湾・中国に分布するエビで、河川や水溜まりなどの淡水域に生息しています。

エビの中では非常に小ぶりな種で、ヤマトほど存在感はありません。

特にヤマトとの目立った差としては寿命の長さです。ヤマトは環境次第で5年以上生き延びる個体もありますが、ミナミの場合は一般的に2年程度で寿命を迎える個体がほとんどです。

また、数年前で世の中に通販が普及するまでは意外と高価なエビでした。ショップによってはヤマトヌマエビより1匹あたりの値段が高い時期もありましたが、現在は繁殖のしやすさと流通の発達により、ヤマトよりも割安で手に入れる事が可能です。

エビ2種の良い所と注意点を比較

それぞれのエビを導入する際の良い点・注意点を表にしましたので、これから以下の表を元に解説していきます。

スクロールできます
メリットデメリット
ヤマトヌマエビコケ取り能力が高い
個数管理によるコケ取り機能の調整が容易
水草の食害が起こる可能性がある
小型の水槽だと存在感がある
ミナミヌマエビ水槽内で繁殖ができる
体が小さいので水景を邪魔しない
コケ取り能力が高くない
大繁殖すると水質悪化が加速しやすくなる

コケ取りの能力だけに注目するならば、体も大きく大食漢なヤマトヌマエビがいいです。
一方でヤマトはコケがなくなった時にエサの管理が必要で、そのまま放置しておくと水草の葉っぱなどを食害する可能性が出てきます。

ミナミヌマエビは淡水の水槽内でも自然繁殖させることが可能で、小さなボディのおかげか水槽内のレイアウトを崩しにくいというメリットがあります、寿命は2年程度と短めですが繁殖により世代をつなぐ事によって、半永久的に水槽内で飼う事も可能です。
一方でミナミ1匹あたりのコケ取り能力はそれほどあるわけではなく、コケの完全除去にはそれなりの数が必要になる事と、繁殖しすぎた時はフンの大量発生により水質が悪化しやすくなるというデメリットもあります。

どちらにせよ「何にこだわってエビを導入するのか?」という考え方の部分が重要なので、ご自身でよく考えて選ぶ事をオススメします。

私の経験則による結論は冒頭で解説した通りですが、水槽内のコケ除去を第一に考えるのであればヤマトヌマエビを軸に導入数を決めるのが最適だと考えます。

エビ導入数の目安

それでは具体的に一体何匹のエビたちを導入すればよいのでしょうか?
下の表を確認してみましょう。

実際に管理する水槽の状態をサイズごとに「予防・除去・駆逐」の3パターンに分けた表となっています。

スクロールできます
エビ導入の目的コケ予防コケの除去コケの駆逐
ボトルアクアミナミ2~3ヤマト1ヤマト2
20cmキューブ▲+ヤマト1▲+ヤマト2~3ヤマト5
30cm規格水槽▲+ヤマト2~3▲+ヤマト3~5ヤマト5~8
30cmキューブ▲+ヤマト3▲+ヤマト10ヤマト15~20
60cm規格水槽▲+ヤマト5▲+ヤマト10~20ヤマト30~
(注)▲はミナミ3~5匹分
補助役として導入する時に検討を推奨

ボトルアクア以外ではヤマトヌマエビの数を増減させることで、水槽内の苔取り速度を調節していく事が重要です。

コケ予防・コケ除去に関しては脇役としてミナミヌマエビを導入し、1水槽あたり3~5匹程度入れておくとヤマトヌマエビが入れないようなレイアウトの小さな隙間でもコケ取り能力を発揮できます。

逆に完全除去を必要とするレベルで水槽内にコケがはびこってしまっている場合には、ヤマトヌマエビの大量投入によって短期間にコケ掃除をしてもらった方がいいでしょう。ミナミヌマエビを入れない理由としては、あまりにもコケが蔓延している水槽に繁殖可能なミナミヌマエビを最初から入れてしまうと、大量繁殖によって排出されるフンの量が増加し、逆に水質悪化の悪循環を生む可能性があるためです。

コケの完全除去ができたら多すぎるヤマトヌマエビは水草の食害を招きますので、ヤマトの個体数を減らしたり、コケ以外のエサとして普段魚たちに与えているエサの量を少し増やすなどの調節が必要となるでしょう。

あとはエビ以外の要因として、コケを抑えるための環境づくりも重要です。こちらの記事で水槽にコケが生える理由と水質管理の考え方を紹介しているのでチェックしてみましょう。

コスパの良いエビの購入方法

エビの購入は通販を利用するのが最もコスパの良い手段です。

通販ではエビを専門に販売している業者が多数存在し、ホームセンターやペットショップで買うよりもかなりお得な値段で入手する事ができます。

アクアリウムで通販を利用する際に注意しなければいけない点は以下の記事でまとめてありますので、今まで通販を使ったことが無い方も臆せずに注文していきましょう。
お小遣いの少ない学生さんやお父さんたちにこそお勧めしたいエビの購入法です。

ではぶっちゃけ通販でどのくらい安く買えるの?という話ですが
まずホームセンターでのヤマトヌマエビ一匹あたりの相場は100~150円程度のところが多いかと思います、通販の場合は20匹程度のまとめ買いをすることで70円程度まで下げる事ができます。50匹などの大量まとめ買いになるとさらに値段は安くなり、1匹50円程度まで下がることもあります。

なにより、わざわざ足を運んでショップへ買いに行く必要が無くなり手間も時間もお金も節約できるので、エビ類の購入は通販を活用する事をつよくお勧めします。

それぞれ購入したい数に合わせたエビ2種のリンクを下にまとめてありますので、みなさんのホームセンターで売られているエビの価格よりもどれだけコスパがいいのか、ぜひ実際にチェックしてみて下さい。

↓ヤマト20匹

↓ヤマト30匹

↓ヤマト50匹

↓ミナミ20匹

↓ミナミ50匹

↓ミナミ100匹

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