【水草水槽用】3つの手順で超簡単!カリウム液肥の自作方法【DIY】

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こんにちは、こつまるです

皆さん、水草育成に苦戦していませんか?

水草の成長にはカリウムという栄養素が必要不可欠ですが、この成分は水槽内で自然発生することはなく人間の手によって添加をしてあげないと基本的には供給されません。

カリウム肥料は幅広く販売されていますが、メーカー製の液肥は消耗品にも関わらずボトル一本の値段が意外と高かったりしてコストパフォーマンスがいいとは言えないですよね。

  • 水草に肥料添加をするといいらしいけどやり方がわからない
  • 市販の液肥は値段が高いから安く済ませたい
  • 自作液肥の作り方がわからない

今回はこのような方にむけて、手軽に自作可能なカリウム肥料の作り方を紹介をします。

材料の価格に若干の変動はあるものの、ボトル代を含めても一本なんと700円前後で作成できてしまいます

一方で市販の液体肥料はADAグリーンブライティKが有名ですが、このボトルは300mlで1800円します。

ブランドの信頼性や品質の安定感など様々な付加価値があるので高めの値段設定ですが、特にこだわりのない方は今回のように自作で同等の性能を持った液肥を手に入れることができるので、ぜひ挑戦してみましょう。

材料の準備から作成の方法、使用時の注意点を順番に解説していくので最後まで見ていってください。

また、水槽の栄養素に関していまいち意味がわからないという方は、こちらの記事で詳しく紹介していますので確認してみてください

それでは今回もザックリやっていきましょう!

目次

【手順その1】材料の準備

まずは材料の紹介です。

  • プッシュ式ボトル容器
  • 精製水500ml
  • 炭酸カリウム(無水)

ボトルの容器は100円ショップの風呂用品や掃除具エリアなど、精製水はドラッグストアにて100~200円程度で入手できます。炭酸カリウムは各種通販サイトで400~500円程度で購入できるでしょう。

今回私はうたかた本舗さんの炭酸カリウムを購入しています。

液肥作成のレシピや注意点など説明書なども入っていて非常に丁寧な商品でした

さて、次の項目では材料の分量計算方法と精製水の混ぜ方を解説していきます。

【手順その2】ボトルの噴射量を測る

買ってきたプッシュ式ボトルですが、ボトルによって一度に出る液肥の噴射量が変わってくるので、材料を混ぜる前にためしに水をポンプへ入れて、噴射される水の量がどれくらいなのか測っておきましょう。この手順は必ず行うことをおススメします。

キッチン用の計量器などを使って調べてみてください

一回目

ここで念のため、さらにもう一度プッシュして測ってみてください。

追加で2回目

私の持っているボトルは1プッシュで4mlの水が出る容器のようですね。

小型のボトルや、メーカー製の容器の場合はワンプッシュで1mlなんてのもあります。

液肥の噴射量が判明したら、次は材料の混ぜ合わせです。

【手順その3】レシピを見て配合

あとは通販で買った炭酸カリウムのレシピを確認して混ぜ合わせるだけなんですが、ここでちょっと待ってください。

カリウムの説明書に添加量の目安が書かれていますので確認してみましょう。

今回我が家で使用したい水槽のサイズは30キューブなので水量は25L前後、だいたい説明書通りの添加量でいけそうなのですが、ここで分量の再確認です。

説明書で指示された分量は1mlなのに対して、先ほど調べたボトルの噴射量は4mlなので、この場合、本来必要な量より4倍もの水が勝手にワンプッシュで出てしまうことになります

そこで、たとえ4ml出てしまう容器でも一回の添加で済むように中に溶かす材料の調節を行いましょう。

今回のケースではカリウムの方を説明書に書かれている1/4の分量に減らして配合します。

精製水に関してはレシピ通り500mlが市販のボトル量と同じなので、ここはめんどくさいので変えずに行きましょう。

これで我が家の容器でもワンプッシュで説明書き通りの運用が可能になります

粉末の投入にはダイソーなどで漏斗を買ってくると快適です。

このように12.5gを測り

追加で精製水を500ml注ぎます

しっかりふたを閉めて、軽くフリフリして粉末を溶かしましょう。

溶けるときに水がほんのり暖かくなりますが自然の化学反応なので大丈夫です。 

水が溶け切れば晴れて自作のカリウム水溶液が完成です。

自作液肥を使用する際の注意点

自作のカリウム水溶液を使用するにあたって注意点が少しあります。

ザックリいうと主に以下の2点です

  • カリウムは強アルカリ性なのでpHの上昇に注意する
  • 生体に直接かからないよう添加場所を配慮する

生体に直接液体がかからないようエサやりの直後に真逆の場所へ添加するなどして、場所を配慮しながら添加してください。

カリウム添加時はpHの上昇が一時的に起こりますので、指示書の説明を確認しつつ、一番最初の添加量は想定より少なめに考えて、水槽の様子を見守りながら運用することをオススメします。

アクアリウムのペーハーについてより詳しく知りたい方は下の記事で基礎的なペーハーの知識を解説しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

液肥のDIYは手順を理解さえすれば、水草にとって非常にコスパの良い栄養補給手段になります。

市販品と違って自分の水槽環境に合わせた配合を作成時に微調節できるのも自作添加材の素晴らしい点ですね。

みなさんもぜひ今回の解説を元に

自分の水槽に合わせた液肥を作成して、水草育成に役立ててください。

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