【初心者でも】ゼロから始める水草の選び方【育てやすい】

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こんにちは、こつまるです

皆さんは水草を選ぶ場合に、どのような基準で選んでいますか?

現在では昔に比べて海外からの輸入も活発になっているため、様々な種類の水草が流通してショップで売られています。

水草は、それぞれ種類ごとに形状も違えば増え方や手入れの仕方・育つための適切な環境もすべて違います

中には

「とりあえず水草水槽って言うのを始めようと思ったけど、あまりの種類の多さに驚いて何から手を付けていいのかわからない」

なんて人もいる事でしょう。

今回はそんな

  • なるべく失敗せずに水草育成を開始したい
  • 最初にどんな種類の水草を選べばいいのかわからない

上記のような方に向けて

私が育成経験のある水草の中で

「これなら過去の自分に勧められる」

と言えるような、初心者にも育成が簡単な水草タイプを解説していきます。

それぞれのタイプごとに特徴や注意点なども解説していきますので、水草を選択する際の参考にしてもらえればと思います。

具体的に購入まで検討している方は、こちらの記事で私が初心者の方におススメする水草を紹介していますので確認してください。

それではザックリやっていきましょう

目次

【結論】おススメの水草タイプは3種類

結論から言うと初心者の方にお勧めしたい水草は以下の3タイプです

  • 有茎草タイプ
  • 陰性水草タイプ
  • 浮草系タイプ

しかし実際は

「よっしゃ、とりあえず全部入れとけ!」

という簡単なものでもなく、種類ごとに特徴や注意点などがあるので

どの水草がどんな水槽に適しているのか

それぞれのタイプをより詳しく見ていきましょう。

有茎草タイプ

まず一つ目は有茎草タイプです

水草といえばこれを外して語ることのできないほどに最もポピュラーな種類でもあります。

それぞれ特徴をみていきましょう

有茎草のメリット
  • 構造がシンプルなので植え込みから成長→トリミングまで、水草育成の基礎をひと通り学べる
  • 栄養素の吸収が早いのでコケ抑制に適している

茎の有る草と書いて有茎草(ゆうけいそう)です。

構造はタケノコの茎のように節目で分かれており周囲に葉っぱが、にょきにょきと生えています。

その形状から管理方法としては成長したら切る→また成長したら切るの繰り返しなので、水草のトリミングの練習にもってこいの種別です。

成長の早い品種が比較的多く魚のフンなどによる水槽内の栄養素を吸収しやすいため水中に栄養が残留しにくいという利点があります。

水に栄養素が残りにくい→コケの原因物質が少ない

という事なので、結果的に有茎草はコケの抑制につながるという利点となります。

他の環境にもよりますが、コケを出したくない人は有茎草を沢山植えてエサの量を控えめにすれば、かなりの成功率でコケを抑制することができるでしょう。

コケ対策について詳しく知りたい方は上の記事で解説しているので確認してください。

次に有茎草のデメリットです

有茎草のデメリット
  • メンテナンス頻度が他の種別よりも多くなる
  • 性能の良い照明など、ある程度の整った環境設備が必要

成長が早いという事はすなわち伸びてしまった茎を手入れする頻度が高いという事ですね、グングン伸びる水草の場合は2~4週間程度で水面までその背丈を伸ばします。

「いや、この手入れをするのが好きなんだよ」

という人も当然いるでしょうが

育児仕事に追われて日常での時間をさけず、なるべく手間をかけずに水槽管理をしたい場合は有茎草を選択しない方がいいかもしれません。

また、本格的に育成をしたいのならば強力な照明やco2添加装置など、水草の成長を促進するための設備をある程度お金をかけて用意した方が格段に成功率が上がりますので、初期の設備投資においては、お財布に優しくない一面もあります。

 

陰性水草タイプ

二つ目の種類は陰性水草タイプです

こちらも管理が簡単で、初心者向けとして非常に名前の上がりやすいタイプなのですが、実際に飼育してみると良くも悪くも気づく特徴がありますので、その辺をより詳しくみていきましょう

陰性水草のメリット
  • 光の少ない環境でも育つことができる
  • 成長速度が遅いのでレイアウトを崩しにくい

陰性水草という名前の通り、強い光を好まない品種が多いです。

求められる照明も、光量の控えめな機種で十分ですし

あまり性能のよくない、価格が安い照明でも育成することが可能です。

え、じゃあ光の好きな有茎草とは、一緒に飼育しない方がいいのかい?

と、そう考えてしまうかもしれませんが全然そんなことはありません

水草水槽では岩の隙間や背の高い水草の日陰のワンポイントに、陰性水草はアクセント役として非常に重宝されます。

また、成長のゆっくりな品種が多く、短期間での劇的な変化を水景に与えないので長期維持のしやすさが特徴的です。

次に陰性水草のデメリットです

陰性水草のデメリット
  • 栄養吸収が穏やかなのでコケ抑制には向かない
  • 品種によっては水草一株当たりの単価が高い

有茎草に比べると栄養素の吸収は穏やかになってしまうのでコケ抑制の役割として効果は期待できません。

陰性水草中心で水槽レイアウトを構成する場合は、生体へ与えるエサの量をかなり控えめにするなど水槽内の栄養管理に気を付けましょう。

また、陰性水草は成長が遅いがゆえに短期間での大量生産が難しい品種が多く水草1株あたりのお値段が高くなりがちです。

例えばですが、コスパのいい水草培養カップやメルカリさんなどの通販を駆使した場合は、有茎草なら2~3千円もあれば30cmキューブ水槽をギッシリ水草だらけにすることも十分可能なくらい大量に購入できますが、陰性水草の場合は資金3千円となると握りこぶし程度の株を2~3個買えるだけでとどまります。

ですので正直なところ、個人のお財布事情と照らし合わせて

慎重な判断が購入に求められる水草の種別ではあります。

浮草系

最後は浮草タイプの水草です

浮草のメリット
  • メインの水草と別に、好きなタイミングで追加投入ができる
  • 成長も早く、水質浄化の補助役として効果を発揮する

存在場所が根っこに依存せず、水面を常にプカプカと浮いているので好きなタイミングで水槽内に投入することができます。

また、陰性水草よりも水槽の栄養を吸収しやすいため、水質の浄化を促進するために応援役として追加したり減らしたりを自由自在に行えます

逆にデメリットはこのような感じで

浮草のデメリット
  • 放置しすぎると水面を覆ってしまい影になる
  • エビとの相性が良くない(絶対に入れられないとかではない)

スイッチが入ると急速に、簡単に増えるので放置していると水槽全体を覆ってしまいます。

浮草のせいで水槽内の光量が減ってしまうと今度はメインの水草たちが育ちにくくなってしまうので、適度に間引くなどして水槽内の光の量を調節しましょう。

まとめ

最後にザックリとまとめです

水草3種類のまとめ
  • 有茎草は成長が早くトリミング練習ができるし、コケ抑制に効果的
  • 安くて手に入りやすいが、育成の設備環境を整える必要がある
  • 陰性水草は成長が遅く、レイアウトを崩しにくいので水景のアクセントに活用しよう
  • 一株当たりの値段は割高、しかし安い照明でも十分に育つ
  • 浮草はどんな水槽レイアウトにも追加投入が可能な万能タイプ
  • メインにはならないが、水質改善の補助役として幅広く使用できる

がっつりと水草水槽をやりたい人は有茎草をメインに、あまり手間をかけずにトリミングなどのメンテナンスをできるだけ避けたい人は陰性水草をメインにレイアウトして、水槽環境に応じて浮草の投入を考える作戦が、失敗の少ない水草の種類選びとなるでしょう。

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