こんにちは、こつまるです
みなさん、Co2機器は設置していますか?
- ボンベを設置して
- 専用の器具を接続して
- ガス漏れが無いか確認して
慣れればどうにかなるとはいえ
何かとCo2添加は細かい作業が多くて、しかも設置の費用もかさむ厄介な存在ですよね?
特に小さな水槽やボトルアクアの場合は水槽よりもCo2設備の方がデカくなりすぎたりして、いったいどっちが本体なんだかわからなくなる時もあります。
今回はそんな
- Co2機器の設置費用が無い・めんどくさい
- 小型水槽・ボトルアクアでも気軽にCo2添加をしたい
という人に向けて費用も安く設備購入も不要なお手軽Co2添加が可能な商品を紹介します。
いいところばかりをごり押しするのではなく、どんな特徴があってどのような水槽に向けて使えばいいのかと使用時の注意点も解説していきますので、最後まで読んでもらえれば幸いです。
また、他のCo2添加方法に関しても、別記事でまとめて紹介しているので、気になる初心者の方はこちらも確認してみてください。
それでは今回もザックリやっていきましょう!
テトラCO2プラス
今回の主役はこちら
テトラCo2プラス です
これは私が初心者の頃、なるべくお金をかけないでCo2添加する方法を模索していた時に発見した添加剤でした。
しかし実際購入をしてみて説明通りに使用したものの、本当に効果があるのか実感できないままでいました。
そんで、やっぱり検索で調べまくるんですよね。
この添加剤について調べてみるとわかるんですが
どの情報源も使用開始報告はあるけど、その後の経過がブログで紹介されていなかったりAmazonとかでも商品レビューや解説記事が無い。
調べても調べてもはっきりしない情報がでてくるばかり
で・・・
色々と模索した結果
最終的に自分が行きついた一つの答えが
これさ・・・
自分で検証するしかなくね?
という事だったのです。
その頃、ちょうどベタを飼育していた同じ形状の小型水槽が2個あったので
私は検証に向けて準備することにしました。
比較検証に向けてのセッティング
育成の条件をなるべく合わせるため
まず同じ大きさの水槽を用意します。
肥料としてイニシャルスティックを3粒ずつ投入して、さらに同じ種類、同じ量のソイルをかぶせて水草を植えます。
ちなみに、今回使用しているソイルはプラチナソイル・ブラック。初心者からプロまで誰でも手軽に使える超万能な水草用底床です。
この商品に関わらず、ソイルは通販で購入できるアクア用品の中でも、流通価格がとても変化しやすい商品なのでこまめに価格をチェックして、安いタイミングである程度ストックを自宅に確保しておく事をオススメします。
次に水草の紹介ですが
それぞれの水槽に植えるのはアンブリア2本とストロギネレペンス1本
同じ水槽から採取した同じ大きさの育成個体を選択して植えています。
なるべく同じ位置に植栽して、様子を見ていきましょう。
照明はコトブキフラット300をタイマー管理で一日8h同時に照射し、ヒーターは湯銭方式で26℃の一定に保ちました。
設置開始からの写真比較
ここからは実際の映像を元に解説していきましょう。
添加する量は週1の水替え時にスポイト計量で0.5mlを左の水槽に加えていきます。
写真を見て左の水槽がCo2プラスを添加した水槽です
撮影開始1日目
2021/2/24から観察を始めたので、ここから1週間ごとに成長の具合を観察していきましょう。
設置開始直後の様子です。植栽後、同じバケツの水をカルキ抜きして注水し、湯銭方式で温めつつ成長を見守ります。
1週間経過
およそ1週間後の水替え時の様子です。
さほど変化はないように見えますが
若干、左のアンブリアが成長のスイッチを入れているように感じます。
2週間経過
さらに1週間経過で
2回目の水替え時の写真です。
ここでは一番左のアンブリアが明確に頭を出してきました。
3週間経過
ここからはかなりの差が出てきました。
左の水槽ではアンブリアの茎も長く成長し、小さい株も葉っぱを大きく広げています。
足元から新しい枝分かれも見られますね!
結論と注意点のまとめ
最後にまとめを行っていきます。
これまでの検証による私なりの結論から見ていきましょう。
- 比較観察により効果は確認できた
- 高濃度でもエビは耐える事ができた→生体にも影響が少ない
実際、環境を整えることで添加剤の効果は実感できました。
検証の途中から、コケ対策のためにミナミヌマエビを追加投入したのですが、ボトル記載の規定分量以上に薬剤を添加してしまってもエビたちは元気に生きていた事から、生体にも影響の少ない成分で作られていることが考えられます。
次に注意点は以下の2点です
- 従来の〇秒〇滴のような形で添加量を測れない
- 良い変化は実際あるが、効果が見えにくいので水量10L以上の水槽では効果が実感できるまでに時間が必要
まず、液状の添加剤なので、ボンベタイプのように「〇秒〇滴」といった形で添加の分量を調べることができません。あくまでラベル記載の添加方法にのっとって運用するしか方法がないのも事実です。
また、今回検証に使った水槽がかなり小ぶりなものだったため、大きな水槽に向けて使用した場合の効果のほどは未知数なところがあります。どの程度効果があるのか正直いって曖昧なところもあるので、60cm規格サイズ以上の水槽にCo2添加を行いたい場合は、ボンベ装置の方が期待通りの効果を得る事ができるかと思います。
もしボンベ運用を考えている方は、こちらの記事で私がオススメしているボンベ用co2添加装置を写真付きで詳しく解説していますので、確認してみてください。
さて、以上の事からテトラCo2プラスは
と考えられます。
ごちゃごちゃ設備を設置する必要が無いので、まさに小型の水槽やボトルアクアリウムにはうってつけのCo2手段となりうるでしょう。通販の流通価格も500円前後で、とても気軽に開始できるCo2添加手段だと思います。
500円から始めるボトルアクアでの水草育成
最近、うちの小型水槽
水草がちょっと元気ないかな?
と感じる方はぜひ一度、テトラCo2プラスを試してみてください。
また、液体の計量をする際はプラ製のピペットが使いやすくておススメです
値段も安く使い捨てで衛生的、添加量を毎回正確に測れる優れものなのでこちらもチェックしてみて下さい。