今までアクアリウムを
10年ほど気長にやってきた私ですが
購入してきた水槽用品は数知れず。
中にはしっかりと事前リサーチした上で買った高級品なのに、自分の水槽スタイルには合わず無駄なお金を使ってしまったり、通販でビックリするほど安い中国製品に手を出して、不良品を引き当て安物買いの銭失いをするなど、様々な失敗を経験してきました。
その中でも、ここでは私が
「これは買って本当に良かった」
と思った水槽設備を7点紹介していきます。
私が7つの道具を選考した基準はこちら
- 自分が実際に使った事のある道具
- 限定品などではなく、現在でも入手可能な事
- 初心者でもある程度手を出しやすい価格で、一度買えば長く使える
より詳しく知りたい方は商品リンクから他の方のレビューも確認して、その設備の良し悪しを吟味してください。
目次を確認しながら興味を持った設備だけを飛ばして読んでも大丈夫です。
それでは今回もザックリ解説していきましょう。
初心者へオススメな長く使える水槽設備7選
まず前提として
今回取り上げた水槽設備は、全て60cm規格水槽用のサイズを基準としています。
また、私が購入をして実際に使用感を確かめた結果、本当におススメできると感じたアイテムだけを厳選しました。
販売終了品などではなく、現在でも購入が可能なアイテムで、アクアリウムを始めて間もない初心者の方にも満足してもらえるような設備ばかりです。
モノによっては30cm水槽・90cm水槽や120cm水槽にも適合した別サイズの取り揃えもある設備なので、興味がある方は商品欄からサイズ派生品が無いかどうかチェックしてみて下さい。
すでに持っている方も納得してもらえる、初めての方は新しい発見をするような設備ばかりなので、これから設備ごとに順を追って紹介していきます。
1:GEX水槽台(ウォルナット調)
まず最初のオススメは水槽台です。
これは自宅の水槽をオシャレに変える為の一番手っ取り早い手段といっても過言ではありません。
実は私、以前は下のような鉄製フレーム構造の水槽台に100均の合板を乗せて使っていました
確かに木製の水槽台よりはとても安価で組み立ても簡単ですし、上下に水槽を設置可能なので複数の水槽を運用したい方はこれはこれでアリなのですが、私のように水槽1台だけの運用になるとフレームの下段にフィルターなど水槽設備をむき出しで置かなければなりません。
設備がオープン状態なので自宅にお客さんを招いたりするのはちょっと気まずいですし、小さなお子さんのいる家庭ならむき出しの配線を引っ張ってしまうリスクも考えられます。
これではちょっと危ない
という事で様々なデザインをにらめっこしながら選んだ水槽台が、GEXさんのアクアラックウッドでした。
中はフィルターにみどりボンベなど、しっかりと水槽設備が収納できます。
なによりこの水槽台の優れているところは、他の家具にも合わせやすい木目調の落ち着いた色合いによる高いインテリア性です。
もうね、設置した瞬間からただの無骨な存在だった水槽が家庭のおしゃれインテリアに超絶進化するんですよ。
私は家に置いてあるテレビ台がダークブラウンだったので、水槽台もウッド調のブラウン色を選びましたが、他にも黒や白など家庭の家具や部屋の雰囲気に合わせた色の選択も可能です。
色のバリエーションは以下の通り
今回紹介したのは60cm用ですが、GEXさんのこの水槽台は他にも45cm用・90cm用と、同じデザインのまま幅広いサイズ展開があるので、ぜひチェックしてみてください。
2:スマートプラグ
次にご紹介するのは
こちらのスマートプラグです
「スマートプラグって耳にはするけど、実際何なのかよくわからない」
という方のためにザックリ言うとですね
これは本体をwifiで接続する事によって
スマホアプリで電源のON/OFFを自動管理できるようになるハイテク電源タップです
このようにスマホを使って設定をしてしまえば、人間がわざわざスイッチを押したりしなくても「朝に電源を入れて、夕方にOFFする」など、全ての電源操作を自動で勝手にやってくれます。
我が家では主に
- 日中の照明
- 夜間に行うエアーポンプ(ブクブク)
- Co2添加のスイッチ
これらを全て自動化していました。
まさに
水槽管理の自動化革命を起こしたアイテムです。
- 「家で自由に使えるwifiがない!」
- 「スマホの設定がめんどい!」
- 「もっと簡単なのないかな?」
という方には
アナログタイマーといって
24h自動タイマー機能だけがシンプルに使える電源タップも存在します。
スマートプラグ導入前は私もこのアナログタイマーを愛用していました。
見た目は若干ゴツイですが作りはとても単純で、難しい設定なども不要です。
直感的に電源のON/OFF設定ができます。
初心者のうちはこちらのタイマーを使って設備自動化の感覚をひとまず実感してみるのもいいかもしれません。
3:コケ取り用レイザー
次に私がオススメする商品は苔取り用のレイザーです。
これは道具の先端にカミソリの刃を取り付けて水槽の壁面にこびりついたコケをこそげ取るためのアイテムで、水中に手を突っ込まなくてもガラス面のコケがキレイになる優れものです。
ADAさんではプロレイザーという名前で同じ仕組みの商品が販売されていますが、プロレイザーよりもこちらの商品が優れているところは、交換用の替え刃が非常に安価で手に入り100円ショップなどで売っている剃刀の刃で済むところです。
本体もプロレイザーに比べて安く、替え刃のコスパも良く、コケ取りも簡単にできるこの商品は今でも私のメンテナンス道具の1軍に君臨しています。
プロレイザーの方が一度に落とせる苔の面積が多くて使いやすいという意見も見られますが、逆に言うと「小回りが利かない、小さな隙間に刃が届かない」という事なので、取り回しの良さ・コケ取りの利点・替え刃のコスパをトータルで考えるならばこの商品が最適解だと思います。
4:アクロトライアングルグロウ
4つ目は水槽用照明から
アクロトライアングルグロウです。
知ってる人は「あーこれねハイハイ」と思っているかもしれません。
この照明は初心者に絶対オススメできるコスパ最強の高輝度LED照明です
特徴的なその形状から通称「オニギリ」としてアクアリウム界隈ではとても有名なシリーズで、
アクアリウムの歴史上、このトライアングルシリーズが発売されるまでは「安価なLED=光量が弱く水草は育ちにくい」というのが通説でした。
しかしこのトライアングルグロウは、これ1台だけでその光量3000ルーメンという強力な強さを有し、演色率など光の要素も水草育成に適したものが含まれています。
「ルーメン?え、演色…?なにそれ?」と言って照明の箱に記載されているスペック表記の意味がイマイチ解らないという方は、こちらの記事で全て解説しているので確認してみましょう。
理論上この照明を使えば
水草育成で光量不足になる事は
ほぼなくなります。
レビューの中には「水槽の色味が黄色くなる」と意見も散見されますが、この光は太陽光に似た色合いが出ている証拠ですので、初めのうちは色味に関して特にこだわる必要はないと思います。
黄色によって見栄えが絶望的に悪くなるかというと、私の使用経験からしても正直そんな事はないです。某配信者の方は過去にこのトライアングルシリーズを使って、水草レイアウトコンテストで上位入賞した事もあるほどですので、色味に関しては完全に好みの問題です。
右も左もわからない、初心者の方が初めのうちに購入するアクアリウム照明として一つの最適解と言っても過言ではないほどにコスパ最強の名品なので、気になった方は他の媒体や通販サイトでより詳しくチェックしてみましょう。
5:エーハイム2213(外部式フィルター)
次は水槽用フィルターから
エーハイムクラシックフィルター2213です
これも定番のフィルターですね。
上の水槽画像を確認しても、どこにフィルターが設置されているのか判別はつかないと思います。これは外部式フィルターといって、他のタイプと違って水槽の中に余計な設備を持ち込まない構造になっているので、水景がより美しく見えるのが特徴です。
外部式フィルターの仕組みがわからない、詳しく知りたいという方はこちらの記事で解説しています。
数ある外部式フィルターの中でも、このエーハイム社の製品は原産国のドイツらしさがあふれる非常に堅牢でシンプルな構造になっており、各種オプションパーツや交換用の予備部品も簡単に手が入るので、一度購入さえしてしまえば一生使い続けるというのも夢ではありません。
ちなみにこのエーハイム社は1949年から創業していますが、実際に私の知り合いには1983年製のエーハイムクラシックフィルターを使い続けている熟練の先輩もいました。ベルリンの壁崩壊前の西ドイツ製の2213フィルターを今でも愛用している人がいる事実こそが、まさに長持ちするフィルターであるという根拠になります。
6:GEXサイレントフォース(エアーポンプ)
お次はエアーポンプです
普通のポンプは電源の起動中にエアーポンプ本体が家の壁などに触れるとガガガガガガががががガガガと言った騒音が響いてしまいますが、このポンプは機械の振動を極限まで抑えた、非常に静かなエアーポンプです。
しかしこのエアーポンプは唯一無二の性能と言っても過言ではなく、電源がONになっていても、ボールペンなどで本体に触れても、ほとんど騒音が発生しません。
エアーポンプの起動は電源タイマーによる夜間のエアレーションなど、周辺環境が静かな時に行う場合がほとんどなので大きな音の出ない機種は本当に貴重です。
寝室において起動しても気にならないレベルですので初心者の方も熟練者の方にも幅広くオススメできる商品です。
7:ハルデザイン、Co2レギュレーター
最後オススメはCo2関連機器から、ハルデザインさんのCo2レギュレーターR4000ーLSです。
水草水槽をやっているとCo2添加という言葉をよく聞くと思うんですが、初めの頃はいったい何なのかよくわからないと思います。
そんな方はこちらの記事で「Co2添加とはなんぞや?」について解説していますのでチェックしてみて下さい。
ザックリいうとこのレギュレーターのメリットは以下のような感じ
- Co2添加に必要な道具がボンベ以外全て揃っている
- 工具不要(パッケージに同梱)
- 説明書が初心者にも丁寧
- 大型ボンベ・小型ボンベどちらにも使える
私はこのレギュレーターを愛用して3年になりますが、ここまで初心者に優しいCo2添加キットは見たことが無いです。
パッケージの開封や設置の手順を写真付きで解説しているこちら記事もあるので気になった方はチェックしてみましょう。
Co2添加は水草育成の水槽環境を1段階上へグレードアップさせてくれる装置なので、多くの水草をきれいに育てるならば必須ともいえる装置ですが、このレギュレーターは「Co2機器ってなんか値段も導入のハードルも高そうでイマイチ踏み込めない」と感じている方にこそオススメしたい一品です。